色々な生成AIを使ってみよう(cursor)

こんにちは、くのへです!
2024年9月21日(土)に「色々な生成AIを使ってみよう(cursor)」の講座を実施しました。
この講座は近年どんどん開発されている「生成AI」について、実際に触ってみて、その使い方やどんなことが出来るのかを知ると共に、開発会社や料金体系なども学習して、一通り対象の生成AIについて習得する講座です。

今まで、色んな生成AIを触ってきましたが、今回はコードエディタVScodeに生成AIを組み込んだようなツールである「cursor(カーソル)」を学習しました。

その内容についてザッとこちらで紹介いたします。

色々な生成AIを使ってみよう(cursor)講座の目標(ゴール)

この講座は次の事項にコミットする講座です。
1.cursorの使い方を習得する

講座内容のご紹介

cursorのダウンロード・インストールについて

この講座では、cursorのダウンロードから実施しました。

cursorのHPに行って、Download for Freeをクリックして、DLしたファイルをダブルクリックして、、、という感じで1作業ずつみんなで実施し、最終的にcursorの基本画面までみんなで到達しました。

cursor概要

さて、インストールしたのにすぐには操作せず、まずはcursorの予備知識を学習しました。以下がcursorの概要です。

・Anysphere社(米国)によって開発されたソフト
・創業者はMIT(マサチューセッツ工科大学)出身の4人の若手エンジニア
VScodeをベースとしてchatGPTやClaude等の生成AIを組合せ、プログラムを自動生成・作成補助してくれる
・無料枠と有料枠がある。初めてcursorにサインアップしてから2週間は有料枠のpro機能を2週間無料で使える。

ここの「VScodeをベースとして」という所がミソで、VScodeとほとんど操作感を変えずに生成AIを呼び出すことが出来るようにしたのがcursorです。ただし完全無料ではなく、有料枠があるのは注意ポイントです。
講座では有料枠の説明もしっかりと行っています。

cursorを使ってみる

いきなりですが、みなさま、そもそもVScodeを使っていますでしょうか?

筆者は次のタイミングで使っていますが、ノンプログラマーの方は殆ど使っていないのではないではないかと思います。
・UnityのC#プログラム
・技術書典の本を書く時にマークダウンエディタとして使用するとき
・Pythonのプログラム/実行環境として使うとき
そのため、この講座を開発する時に、何を作る活動を体験してみれば参加メンバーがcursorの効果を実感して頂けるか、本当に悩みました。
参加者の皆様がPythonユーザであれば、Pythonで何かプログラムを作っても良いと思ったのですが、、、う~ん、、、

参加者全員が「使えるもの」を作るというテーマ、、、と考えて、今回のテーマはVBSにしました。
VBSは近い将来、廃止になる予定なので、これをテーマにするかどうかは非常に悩みました。しかし環境構築が不要で、効果をすぐに実感できるという意味で、今回はVBSをテーマにしました。

フォルダやファイル名の設定を終わらせたら、cursorで「ctrl + K」!!

生成AIへのプロンプト入力欄が出てくるので、次のように記載してコードを生成して貰いました。

すると、、、
おぉぉ!!ちゃんとVBSのコードを書いてくれた!!!

このようにコードエディタで生成AIのアシストを使ってコードを記述できるのはcursorの力を感じますね!

次に、「ctrl + L」!!
これで右枠にチャット欄が出現します。

chatGPTのようにチャットを使ってコードの解説をして貰ったり、改造案を教えて貰ったりすることが出来ます。

このチャット欄ですが、現在記述しているプログラムファイルだけではなく、複数のファイルを横断してプログラムを判別してくれる機能があります。この辺りも解説し、ctrl + Kによるコーディングのアシスト、ctrl + Lによるチャットの使い方を、体験型で皆様に習得して頂きました。

料金体系

cursorは有料枠があり、以下の図の通りとなっています。

cursorのサイトにログインすると、現在の使用状況を確認することが出来ます。
(初めて登録した方は、2週間のpro使用期間が適用されます)

利用枠を超えるくらい多く利用する場合は、課金する必要があるので注意が要りますね。

GeminiAPIを使う

この講座の最後に、出来るだけコストを抑えて使用するために、GeminiAPIを利用する方法も習得しました。
GeminiAPIについてはこちらの記事を参照ください。

次の画面のようにcursorの設定画面にGoogle API Keyという欄があり、ここにGemini APIキーを設定することで、Gemini(1.5 flash)を呼び出して使うことが出来ます。

これを使うと、cursor-miniなどのクレジットを消費する生成AIモデルを使わなくてよいため、無料枠でもかなり使うことが出来るようになります。

この講座はこのような内容を一緒に操作する体験型学習法で習得しました。

おわりに

この記事では2024年9月21日(土)に行った「色々な生成AIを使ってみよう(cursor)」講座について紹介致しました。

この講座ではVScodeを殆ど使わないメンバーも対象として講座としましたのでVBSをテーマにしました。参加メンバーのcursorの扉を開けたものと思います。
実際にはUnity C#、Python、Power Shell、Html/CSS/JavaScriptユーザの方が、そのメリットを強く実感するツールだと思います。

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