初めてPCを触るお子さんから、テキストプログラミングが出来るお子さんまで、子供のIT素養を高める教育を行っています。
コースはお子さんの能力に合わせた4コースあり、体験スクールを通してお子様の能力に合ったコースをご紹介致します。
ファーストゲートで重要視していることは、「繰り返し練習」です。
例えば、タッチタイピングを習得するまでは、毎回タッチタイピングコーナーを設けます。1秒間に3打以上のタイピング速度の獲得を目指します。
また、Scratchなども1つのテーマを数回繰り返し学習します。これにより、しっかりと自分の力として身に付けさせます。講座内でも2回繰り返し足りするなどして、力を伸ばす工夫を取り入れています。
このように、ファーストゲートでは繰り返し練習を行い、しっかりと身に付けて頂くことを特徴としています。
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コースのご紹介
駆出し冒険者コース(目安年齢:~小2)【オフラインのみ】
駆出し冒険者コースは、初めてPCを触るお子さん向けに、まずはPCやプログラミングとはどんなものなのか興味を持ってもらい、楽しく学べるコースになります。
まずはタッチタイプの練習を始めることと、micro:bitと呼ばれるプログラミングできる小型のマイクロコンピュータを使って、プログラミングとはどんなものなのかを習得します。micro:bitはLEDを光らせたり温度を測って表示できるため、子供は興味を失うことなく、楽しく学ぶことが出来ます。
<カリキュラム(抜粋)>
・タッチタイピング:aの段を1文字ずつキーボードを見ずに入力する「1文字タイピング」を練習して習得します
・micro:bitによるプログラミング:micro:bitを使って、簡単なプログラムを作り、そして物が動くことを体験します!
-micro:bitに絵文字を表示!
-micro:bitでボタンを押したら動くプログラム!
-micro:bitで温度を測ってみよう!(繰り返し構文を習得します)
-micro:bitで傾きを計ってみよう!!
注)このコースは3D-CADは行わない1回あたり1.0時間のコースです。
初級駆出し冒険者コース(目安年齢:小1~小4)
初級冒険者コースは、PCに慣れてきたお子さん向けに、タッチタイピングやScratchによるプログラミングを実際に経験してもらうコースになります。
Scratchによる簡単なゲーム作りを通して、非常に楽しく学ぶことが出来ます。また、タッチタイピングを幼い頃から習得することはITに対する自信を高め、自分で学ぶ意欲を大きく向上させてくれます。
<カリキュラム(抜粋)>
・タッチタイピング:初めての子にはaの段を1文字ずつキーボードを見ずに入力する「1文字タイピング」を練習して習得します。さらに1文字タイピングに慣れてきたら、数個の単語をキーボードを見ずに打つ「文字列タイピング」を練習して習得します。
・Scratchによるプログラミング:Scratchを使って簡単なプログラムを作ることを習得します。
(Scratchテーマ例)
-Scratchの基本を習得!
-Scratchで風船キャッチャーを作る
-Scratchでクリックゲームを作る
-Scratchでタイミングゲームを作る
・3D-CAD:Fusionを使って3Dモデリングを習得します。まずは簡単な構造から習得し、どんどん複雑な形状を習得していきます!作った3Dモデルは親御さんのiPhoneでARで見てみよう!3Dプリンタで現実世界で作ってみよう!!
・Algodoo:3D-CADがちょっと難しいと思うお子さんには、Algodooというソフトを使ってPC上での工作を教えます。
中級冒険者コース(目安年齢:小2~小6)
中級冒険者コースは、タッチタイピングやScratchのスキルアップを行うコースになります。
タッチタイピングは1秒間に2~3打打てる状態を目指します。この速度が出せるようになれば、テキストプログラミングにも問題なく移行できますし、wordやpptなどに素早く文章を記述することが出来ます。
また、Scratchは実際のプログラミングでもやや難しいリスト(配列)、文字列操作、関数化などを扱ったゲームを作ります。ゲーム作りであるため、非常に楽しく学ぶことが出来ますが、これらは実際のプログラミング言語でもやや習得難易度が高い技術であり、子供の頃から体験型で習得できることは大きな財産になります。
<カリキュラム(抜粋)>
・タッチタイピング/Office系ソフト:一般的なタイピングゲームを使い、タイピングをしっかり練習し、タイピング速度を2~3秒到達を目指します。
・Office系ソフト:タッチタイピングが習得出来たお子さんには、PowerPoint、Word、Excelを学習します。
単にソフトの使い方というだけではなく、PowerPointでは「人に分かりやすく見える方法」、Wordは「文章の書き方」、Excelは「数字をグラフなどに見えるようにする方法」も合わせて学習します。
・Scratchによるプログラミング:Scratchを使ってリスト変数やブロック定義などを使った複雑なプログラムを作ることを習得します。この中で、例えば「重力」などの科学的な考え方も学習します!理科が好きになること間違いありません!
(Scratchテーマ例)
-Scratchでブロック崩しを作る(2重繰り返し構文の習得)
-ScratchでGoogle恐竜ゲームを使る(重力の概念を習得)
-Scratchでライントレーサーを作る(センサーと自動化を習得)
・3D-CAD:初級冒険者コースに引き続きFusionを使って3Dモデリングを習得します。初級冒険者コースと同様、3D-CADソフトFusionを習得し、そのスキルアップを行います。ギアを使ったオモチャや複雑な形状の3Dモデルを作っていきましょう!
上級冒険者コース(目安年齢:小4~)
上級冒険者はタッチタイピングを完全に習得し、Scratchによるプログラミングの力も十分につき、Fusionでの3Dモデリングも十分出来るようになったお子さん向けに、テキストプログラミングや3D技術を更に伸ばしてもらうコースです。
具体的には、Unityと呼ばれる3Dゲーム開発エンジンを用い、Fusionで作った3Dモデルをゲームにインポートし、オリジナルのゲームを開発します。これにより自分で作った3Dモデルを動かす体験ができ、本当に楽しい経験になります。
UnityはC#言語を用いて3Dオブジェクトを動かす仕組みです。C#言語はC系言語と呼ばれ、様々なプログラムに用いられている言語であり、Arduinoなどの電子工作でも用いられています。さらにJavaScriptというプログラミング言語と類似しているため、C#言語を習得することは他のプログラミング言語を将来的に学ぶ場合でも無駄にならないスキルとなります。さらに、Unityを学ぶことで、これからますます需要が高まるVR・MR技術の獲得にも派生することができます。
もしも小・中学生のうちに「VR開発できる!」というスキルを授けてあげることが出来れば、人生において大きなプラスの影響を与えることでしょう。
<カリキュラム(抜粋)>
・Office系ソフト:Excelの複雑な使い方を習得します。具体的にはlookup系の技術や、IsNumberなどの関数を習得します。大人顔負けの技術を習得し、親御さんに教えてあげよう!!
・生成AI:生成AIの使い方を習得し、いろんな科学的なことを学んだり、絵を生成したり、音楽を生成する方法を習得します。今の子供たちが大人になるころには、AI技術が飛躍的に伸びていることから、子供のうちからAIの活用方法を学びましょう。
・Unityによるプログラミング:Unityを使ってテキストプログラミングを習得すると共に、簡単なゲームを作れるようになろう!
Scratchで習得したゲームロジックをもとに、Scratchで作ったゲームを今度はUnityで作ろう!!
これによりブロックプログラミング⇒テキストプログラミングに滑らかに移行し、楽しくC#言語を習得できます。C系言語を習得すると、似た文法を使うJavaScriptやGASなどを殆ど学習コストを掛けることなく習得できるようになるため、子供の頃に習得できたら、将来はどんな仕事をやっても第一線で活躍できるようになることは間違いありません。
・3D-CAD:初級冒険者コースに引き続きFusionを使って3Dモデリングを習得します。初級冒険者コースと同様、3D-CADソフトFusionを習得し、そのスキルアップを行います。ギアを使ったオモチャや複雑な形状の3Dモデルを作っていきましょう!
勇者コース(目安年齢:中1~)
勇者コースは上級冒険者コースと同様にUnityと呼ばれる3Dゲーム開発エンジンを用い、Fusionで作った3Dモデルをゲームにインポートし、オリジナルのゲームを開発します。これにより自分で作った3Dモデルを動かす体験ができ、本当に楽しい経験になります。
勇者コースはUnityの基礎技術を習得したお子さんを対象に、様々なゲームやVR/MR技術などに挑戦するコースです。
さらにローコードツール等の一歩進んださらに実践的なスキルにも挑戦します。
このレベルに到達すると自分で調べて実装する技術や素材(画像や音楽など)を独力で収集する技術が必要となります。そこで、その調べ方や著作権(CCライセンスなど)の取り扱いなどについても理解を深めて頂きます。
このレベルに到達したお子様は一人で巨大な課題に立ち向かっていく「勇者」としての力が身についたと言っていいでしょう。多くの課題にチャレンジさせてあげて下さい。
<カリキュラム(抜粋)>
・様々なITツール:大人のスクールで行っているような技術を習得してもらいます。ここまでスキルを獲得した場合、子供であっても動画編集やYouTubeに動画投稿する方法、ローコードツール、RPAソフトなど、さまざまな技術を習得できるようになっています。さまざまなITツールを習得しましょう。
・Unityによるプログラミング:引き続きUnityを使ってテキストプログラミングを習得すると共に、複雑なゲームに挑戦します!
3D-CADで作ったオリジナルのキャラやアイテムをゲームで使いましょう!ここで3D-CADと技術が完全に融合します!!
そして、VR開発にも挑戦してみましょう!!
・3D-CAD:このレベルに到達すると、自由に3Dモデリングが出来るようになりますので、Fusion学生コンクールのテーマに挑戦したり、Unityで動かすキャラクターを作ったりして、デザインスキル向上させていきます。
各コースのツール・教材のご紹介
micro:bit
micro:bitは、教育用に設計された小型のプログラミング可能なデバイスです。
イギリスのBBCが主導して開発され、特に子供たちがプログラミングやデジタル技術に親しむことを目的としています。
micro:bitを学ぶことで、子供たちはプログラミングスキルと論理的思考力を向上させ、創造性とイノベーションを促進します。
また、STEM教育の一環として科学技術への興味を深め、チームワークとコミュニケーション能力も向上します。
マウス操作・タッチタイピング
まずはマウスの操作に慣れること、および1~9までの数字を書けるようになってもらいます。
キーボードの上に並んでいるので比較的習得は容易です。
その後、Scratchで作ったタイピングゲームを使って、aの段の1文字タイピングを行い、ちょっとずつタッチタイピングに慣れるように練習していきます。
Algodoo
直感的にものを作ったり置いたりできるAlgodooで遊びます。
ギアを作って並べたり、棒をぶつけたりして、パソコンの上で工作体験ができるゲームです。
楽しく色んなものを作りましょう。
Office系ソフト
Word、Excel、PPTなどのOffice系ソフトの基本的な操作方法を習得します。特にPPTを習得すると、子供たちがプレゼンを作って発表することが出来るようになります。
自分の考えや情報を明確に伝える方法を学ぶことが出来、聞き手に適切に情報を伝える技術を磨くことが出来ます。
また、子供が自分の作品を他の人前で発表することは、自信を大いに高める経験です。成功体験を積むことで、今後のあらゆる場面で積極的に挑戦する勇気が育ちます。
Scratch
Scratchはマサチューセッツ工科大学が開発したプログラミングツールです。ブロックと呼ばれるプログラミング素材をドラッグするだけでプログラミングすることができ、タイピングを殆どする必要がありません。そのため、タッチタイピングが出来ない小さなお子さんからプログラミングを学習することが出来ます。テキストを打たないとはいえ、if文(もし)、繰り返し構文(〇〇まで繰り返す)、2重繰り返し構文、変数、リスト、関数化などのプログラミング要素は全て習得することが出来、ゲームを作りながら楽しくプログラミングの必須技術を習得することが出来ます。
ファーストゲートでは、Scratchのゲーム作りを「一度やって終わり」にせず、何度か繰り返し練習してもらいます。これにより、各要素をしっかりと習得することが出来ます。
Fusion
3D-CADは小学生でも操作できるような優れたツールです。段階的に学ぶことで、必ず操作できるようになります。
また、3D-CADを学ぶことで、空間認識能力が向上し、クリエイティブな発想と技術的なスキルを同時に養うことができます。
初級・中級冒険者コースで学んできたことを応用し、複雑な形状の3Dモデルを作り、それをUnityで動かしましょう!!
Unity・テキストプログラミング
Unityは、ゲームエンジンと統合開発環境(IDE)を兼ね備えたツールで、3Dゲームを開発することが出来ます。
一見、3Dゲームと聞くと非常に難しいイメージがありますが、UnityはScratchと同じく、個別のキャラクターにプログラムを与えて動かす仕組みになっており、多くの類似性があるため、Scratchを習得したお子さんは素早く習得できます。
もちろん、初めてテキストプログラミングを行うこととなりますので、最初は戸惑いも生じます。
これも段階的に繰り返し練習させることにより、しっかりと身に着けることが出来ます。
テキストプログラミングの技術は、将来お子さんがどのようなお仕事に就いたとしても、いつまでも便利に扱えるスキルとなります。また、Arduinoなどの電子工作でもC系言語でプログラムをすることが出来ますので、楽しくクリエイティブな活動に応用出来るようになります。