こんにちは、くのへです!
2024年7月からオンラインで小学4・5年生のお子さんに3D-CADのFusionを教えています。
たった3か月でしたが、自分で棚のモデルを作ってARまで出来るようになりました。(こちらの記事を参照)
子供達の吸収が本当に早くて本当にびっくりしていますし、私も本当にやりがいを感じます。
この記事は、そもそも子供の頃から3D-CADを習得する狙いと、ファーストゲートで初めに習得する「おでん」について、ザッとこちらで紹介させて頂きます!
3D-CAD Fusion講座の狙い
現在、VRデバイスがどんどん進化しています。
2024年10月にはMeta Quest 3sが発売される予定ですが、Meta Quest 3やMeta Quest 3sには「パススルー」という機能があり、MRを行うことが出来ます。(MR:現実世界とVRが融合した状態のもの。)
こちらが私が作ったMetaQuest 3のパススルー機能を使ったMRの動画です。
今の子供たちが大人になるころ、この技術はますます発展していることが確定的です。
コストが一般市民が買えるレベルまで安価になったAR眼鏡が登場するのは時間の問題です。
(↓こんな感じで、人やものを見たら、その情報が映し出されるような未来はもうすぐです。)
この時、ベースとなるのが3D技術です。
3D技術は非常にハードルが高く感ぜられますし、実際 すぐには習得できるものではありません。
しかし、子供のころから3D技術に触れておくと、将来 この時代が来た時に「作る側・売る側」の立場に立つことが出来ます。
3D-CAD Fusionは、子供でも扱えるくらいハードルが低く、しかしながら工業業界でも使えるほど奥が深いソフトウェアです。私の子供は小学1年生からFusionを触ることが出来ましたが、私自身もFusionを愛用して機械モデルを作っています。
Unityなどの3D技術は、3Dモデル、C#言語のプログラム能力、ゲームロジック、音楽、などなどの総合的な技術が必要となります。そのため、まずはFusionを用いて3D空間の操作や概念に慣れつつ、3Dモデリング技術を獲得するのがこの目的になります。
さらに、Fusionは3D空間把握能力や、ものつくりの楽しさを知るという副次的な能力向上効果にも期待できます。
Fusionで作った3DモデルはiPhoneにてARをすることも出来ますし、3Dプリンタで現実世界に作り出すことも出来ます。
これは本当に楽しい経験であり、お子さんの人生にプラスにしかならないでしょう。
講座内容のご紹介
おでん(基本操作の習得)
Fusion講座は、まず慣れるための基本テーマとして「おでん」を作ります。
この「おでん」作りを通して、「スケッチを描いて押し出す」「スケッチを書いて回転」という基本操作を習得します。
また、視点操作やブラウザの操作、ファイルの保存方法などを一式学びます。
↓こんにゃくのスケッチを書いて、押し出しているシーン
↓卵のスケッチ(半月形状)を書いて、「回転」を使って球体を作っているシーン
さらにマテリアル(材料)を設定して着色する方法も習得します。
この一連の操作を何回も繰り返すと共に、視点(ビュー)を操作してもらいます。
これにより、スケッチ⇒押し出し・回転⇒マテリアル(着色)の操作を完全に理解し、Fusionとして必須事項である基本操作を全て習得してもらいました。
おわりに
この記事ではキッズスクールの初めに行う「おでん」について紹介致しました。
3D-CADと聞くと、非常にハードルが高い技術だと思ってしまいますが、今の時代は小学生でも使える程にまで一般化してきています。これからの未来のため、是非 一緒に楽しく学んでいきましょう!