こんにちは、くのへです!
2024年8月1日(木)にファーストゲートの講座の一つ「Fusion入門」をオープン講座の形で実施しました。
その内容についてザッとこちらで紹介させて頂きます!
Fusionについて
FusionはAutodesk社が開発している3D-CADであり、個人利用の場合は1年間無料の個人ライセンスを使用できます。このライセンスは1年後も引き続き個人利用の場合は無料で更新できるため、実質的に個人利用の場合は無料で使い続けることが出来ます。
一方で、個人利用の枠の中でも基本的な命令は全て使うことができ、上達するとかなり複雑な3Dモデルを作ることが出来ます。
(以下が筆者が作った3Dモデルです)
さて、3D-CADというと非常に難しいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
私は自分の子供、子供の友人、キッズスクールの皆さんにFusionを教えていますが、小学生から使うことが出来ます。
私の子は小学2年生からFusionを使いこなしていました。
Fusion入門オープン講座
そんなFusionを触ってみる講座をオープン形式で2024年8月1日(木)に実施しました。
やった内容はFusionの基礎トレーニングに最適な「おでん」作りと、「カラーボックス」作りです。
おでん作り
おでんは、「三角形を描いて押し出す」「半月を書いて回転させる」「四角を描いて回転させる」、で作ることが出来ます。
まず三角形を描いて、、、押し出す!!
このあたりで、参加頂いた方から3Dオブジェクトが出来たことに感動したというコメントを頂きました!!
やっぱり作るのは楽しい!!
あとは半月・四角を描いて、、、回転!!
おでん!!(この後、串も作りました)
これに色を塗って、おでん完成!!
とても楽しく3Dおでんを作ることができました!!
この「おでん」ですが、スケッチ⇒押し出し、スケッチ⇒回転、スプライン、ブラウザの使い方、色を塗る(物理マテリアル)などなど、Fusionのすべての基本が詰まっていると言っても過言ではないテーマであり、練習課題として非常に優れています。
キッズスクールでもこの「おでん」の制作は初めに取り組む課題であり、何回も練習してすべての操作を覚えてしまいます。
Office系ソフトにインポート
作った3DモデルはOffice系ソフトにインポートすることが出来ます。
ただし、Fusionで作った3Dモデルを色付きでOffice系ソフトに取り込むためには、「3MF」という形式でエクスポートする必要があります。
エクスポートする方法は簡単。
ファイル⇒エクスポートを押し、エクスポートウィンドウを表示します。
そして、タイプを3MFファイルにしてエクスポートするだけです。
これを、Office系ソフト(例えばパワーポイント)で、挿入⇒3Dモデル⇒このデバイス、の順に選択し、先ほどの3MFファイルをインポートすればOffice系ソフトの中に取り込むことが出来ます!
この3Dファイルは中央の回転アイコンをマウスでドラッグするとグリグリ回転させることが出来ます。
さらに、パワーポイントであれば3Dモデルに特化したアニメーションを使うことが出来ます。
アニメーションさせると、おでんが可愛く見えるので不思議です。
このオープン講座を受講して頂いた、まおうさんが作成したPPTアニメーションが可愛すぎた!!
カラーボックス制作
カラーボックスも作成しました。
カラーボックスは、おでんよりも簡単です。四角を書いて伸ばすだけ!!
ただし、カラーボックス制作で「移動」「矩形状パターン」という新しい操作方法も学習しました。
最後に色を塗ったら、カラーボックスの出来上がり!!
スマホでAR表示(iPhoneのみ)
この作った3DモデルをUSDファイル形式でエクスポートし、そのファイルをスマホで開くことによって、AR表示することが出来ます。
ただし、USDファイル形式でエクスポートする為には、フォルダ・ファイル名が全てアルファベットである必要があります。日本語が入っているとエラーが生じますのでご注意ください。
エクスポートしたファイルを自分のスマホに送ります。例えばGmailで自分宛てに添付資料付きメールとして送って、iPhoneでそのGmailを開きます。
すると、「クイックルック」という機能が起動し、iPhoneを動かして床などの平面を認証させると、ARが始まります!!
これは本当に感動します!!楽しい!!
最後に
Fusionを初めて触る方でも、たった1.5時間でここまでのことが出来ます。
Fusionは非常に使いやすい3D-CADですので、是非みなさまも触ってみてください。
かならず近いうちに3D技術の需要が一気に伸びる時が来ます。
それは、スマート眼鏡が普及し、AR技術のニーズが爆発的に伸びるタイミングです。
3D技術に今から入門しておくことは先見の明があります。
ただし、最初は誰かに教えて貰った方が習得効率が高いと思います。
この記事もかなり割愛して記載していますので、この記事の情報だけではFusionに入門することは難しいと思います。
このように「扉を開く」部分は、誰かに教えて貰う効果が最も高く出る部分です。ファーストゲートでは「扉を開く」ことを強く意識し、非エンジニアでも誰でも習得できる講座を多数受講して頂くことができます。
興味を少しでも持って頂けましたら、講座を無料体験頂くこともできますので、是非お声かけください!!