Git/GitHub入門

こんにちは、くのへです!
2024年9月17日(火)にGit/GitHub入門の講座を実施しました。
この講座はSourceTreeを用いてGitを習得する講座です。
また、GitHubの扉を開き、自分のアカウントを作ってそのページの読み方を理解し、他の方のリポジトリのDL、お気に入り(star)、フォークすることを習得する講座です。

その内容についてザッとこちらで紹介いたします。

Git/GitHub入門講座の目標(ゴール)

この講座は次の事項にコミットする講座です。
1.Gitとはどのようなものかを理解する
2.SourceTreeを使って、バージョン管理が出来るようになる
3.GitHubにアカウントを登録し、トップ画面の意味が分かるようになる
4.他の人のリポジトリを「フォーク」「ダウンロード」出来るようになる

講座内容のご紹介

バージョン管理について

まず、次の図を見て、どれが最新か分かりますか?

答えはこれです!ヒドイですね(笑)

答えから想像すると、
・2023年7月29日に初版を作成
・2023年7月30日にR1を作成
・しかし、何かがあって2023年7月29日の初版をベースにR2を作成
・その後、それを提出したが微修正が発生。最終版および最終版R1が出来た
という所でしょうか。

この例は極端にヒドイ例ですが、フォルダの中に新旧混ざったファイルが置かれてしまい、バージョン管理に苦労している現場は結構多いのではないでしょうか?

この解決方法の一つが(旧版)というフォルダを作り、旧版ファイルは全てこの中に保存する、という技があります。
この技はシンプル・簡単・誰でもできる、と3拍子揃っているので、バージョン管理に苦労している方は、是非この方法を採用して頂きたく思います。

ただ、この方法にも課題があります。
それは、
・誰が更新したか分かりにくい
・その更新の目的や内容も分かりにくい
・2人以上で同時に改訂作業を行うとめちゃくちゃになってしまう
というものです。

この辺りも含めてバージョン管理を効率化する技術がGitです。

SourceTreeを用いたバージョン管理

Gitはコンソール上で操作するソフトウェアであり、入門者にはとっつきにくいソフトウェアです。
そこで、この講座ではビジュアルにGitを操作できる「Source Tree」というソフトを使ってGitを習得します。

まず、デスクトップに「テストフォルダ」というフォルダを作成し、その中に「テストファイル.txt」「git.png」という2つのファイルを保存します。(下図は当該フォルダとファイルを確認したシーン)

SourceTreeを起動し、このフォルダにリポジトリを作成します。
(下図はリポジトリを作成しているところ。講座ではリポジトリとは何なのかも説明しています。)

そして、ステージングし最初のコミットを行います。
講座ではステージング・コミットとはいったい何のことを指しているのかも詳しく解説します。

その後、テストファイル.txtに変更を加え、再びこの状態をステージングしてコミットします。
下図は「あいうえお」を追記したシーンであり、更にこの後「か行」も加筆してコミットします。

ここまで3回コミットしていますが、過去にさかのぼる体験をしました。
次の画面で1st commitをダブルクリックして、headを1st commitの位置に移動させます。

そして、テストファイル.txtを開くと、、、
無い!!「あ行」も「か行」も無い!!!(下図がそのシーン)

過去の「1st commit」の状態まで遡ったため、初期状態に戻ったわけです。
このようにGitを使うと、コミットしたタイミングにいつでも自由に立ち戻ることが出来ます。
しかも更新者やメモも同封することが出来るので、誰がいつ何のために更新したのか、パッとみることが出来ます。
これがGitを用いたバージョン管理です。

さらにGitで学んだこと

これを複数人や複数テーマでバージョン管理するために、ブランチやマージの手法を学習しました。
Gitという単語を聞く時によく見る「枝分かれ」ですね(下図がその解説シーン)

このブランチやマージの概念はGitHubを深く習得する時にも重要な概念であるため、演習を通しながらしっかりと習得しました。

GitHub入門

Gitの仕組みを一通り学んだ後、GitHubについても入門しました。
GitHubに初めてアカウントを作る方を想定し、まずは初めて作った直後のGitHubのホーム画面の解説を行いました。
(下図がそのシーン。情報量が多く、うわっ、、、って思いますよね、、、
 そうならないように初めに見るポイントを絞って解説)

その後、他の人のリポジトリを検索する方法や、そのファイルのダウンロード、お気に入り登録(star)、Forkなどの各基本操作を習得して頂き、1件演習問題も実施して頂きました。
(下図はダウンロードする方法を解説しているシーンです)

この講座により、参加メンバーの方にGitHubの基本画面とDL方法等を習得して頂くことが出来ました。

おわりに

この記事では2024年9月17日(火)に行った「Git/GitHub入門」講座について紹介致しました。

バージョン管理を実際の職場で行おうと思ったら、まずは「(旧版)フォルダ」を使った管理を導入したらいいと思います。
これはGitの概念を使った誰でも手軽に実施できる管理方法ですので、是非使ってください。

あと、最近「これはGitHubの次のURLからダウンロードして下さい」という内容が増えてきたような実感があります。
でも、GitHubに知見が無いと、どこからダウンロードするの!?!?となったりするんですよね。
そのため、GitHub初心者の方には、まずはGitHubの各ページの見方をしっかりと理解し、ダウンロード方法を覚えることが最も重要だと思っています。
この講座では、このようなGitHubの最初の基本を学べるため、良い講座だと思っています。

なお、1st commitにさかのぼりファイルから「あ行」「か行」が消えた時に、ご参加頂いた方から歓声が上がりました。
講師として、このような感動体験をして頂けると非常に嬉しく思います。

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